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2007年9月 8日 (土)

そのときは彼によろしく

市川拓司

小学館文庫

6月に公開された映画の原作。

映画のほうを観にいきたかったのに、いきそこなったので

原作を読んでみようと思って手に取った本。

ジャンルで言ったら、ファンタジーにくくられるのだろうか。

2人の少年と、1人の少女と、1匹の犬が過ごした1年が

心優しく暖かく過ぎていき、離れ離れになってから

15年ほどたった時にまた3人が出会う。

3人が出会うだけではなく、もう一つ別の再会も偶然に果たされる。

そして不器用な智史が、初恋の女の子を待ち続ける。。。

恋愛展開よりも、私の気持ちにはいりこんできたのは

親子関係のありかただった。

29歳の智史が、もういい大人であるにも関わらず

”いまだにやっぱりぼくは父さんの子供なのだ。(中略)

寄る辺となる大人がいることで、ぼくの背負う荷が

ずいぶんと軽くなるのを感じる”と語る部分をはじめ

智史が優しく多少なりとも頑固に育ったのが納得できる。

子供がどんなに年を重ねても、親は親なんだなぁと

力むことなく感じることができた。

寄る辺となる大人でいることが自分にもできるかなと

思わず考えさせられた1冊になった。

私の採点 : ☆☆☆★

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コメント

親と子の関係に定義は無いのかもしれませんよね。
何が正しくて、何が間違っているのか。
そんなモノさえも無いのが親子関係なのかもしれませんね。
自分はどうだろう、と思ったら、まだ、スネかじり状態だったりして。

投稿: シロクマ | 2007年9月 8日 (土) 16時12分

いい本を読んだようですね。

本のほうがイメージを勝手に膨らませられるので、かえってよかったんじゃないですか。

投稿: 田吾作 | 2007年9月 9日 (日) 11時51分

シロクマさん
正解なんて、それぞれが出せばいいと思います。
数学じゃないんですから(笑)
その代わり、大正解もあれば、よりよい正解もあるかもしれません。

投稿: ははだよ | 2007年9月 9日 (日) 17時32分

思っていたのと違うインパクトがありました。
レンタルビデオを借りて映画も観ようと思います。

投稿: ははだよ | 2007年9月 9日 (日) 17時34分

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