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2007年11月 9日 (金)

硝子のハンマー

貴志祐介

角川文庫

密室殺人の謎に挑むのは防犯コンサルタントと女性弁護士

という風変わりな推理小説。

大区切りの二部構成の中に小区切りがある。

探偵役が犯人に思い当たる一部で犯人を特定できる人は

多分いないのではないだろうか。

二部では、犯行を犯すに至るまでを過程を丁寧に描いて

最後に探偵が種明かしをする。

密室の謎を解き明かすために、よくもこれだけ

いろんなことを考えるもんだな・・と感心した。

犯人が、この犯行を犯すに至る過程を丁寧に描写しているため、

殺人を容認するわけじゃないけど犯人には同情してしまった。

この犯人のような状況に置かれたら

頭がよければこんなふうに自分の境遇から逃げ出そうと

するかもしれないなと思う。

それにしても広域暴力団というのは恐いもんだなぁ。

犯人の友だちが亡くなってしまうのもやっぱり

この集団のせいだったようだしね。

この探偵コンビ、結構いい感じかもしれない。

まもなく、このコンビが活躍する中篇をまとめたものが

出るらしいので、ちょっと楽しみ。

私の採点 : ☆☆☆☆

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コメント

とても面白そうな本ですね。
興味が湧きました。
次は、この本にしようかと思います。

投稿: シロクマ | 2007年11月 9日 (金) 12時00分

面白そうだけど、ははだよさんの解説がいいので、本当はあまり面白くない、なんてこと無いよね?

買って損した、なんてないよね?

投稿: 田吾作 | 2007年11月10日 (土) 02時23分

シロクマさん
女性より男性に向く内容ではないでしょうか。
巻末の著者インタビューもおもしろかったです。

投稿: ははだよ | 2007年11月10日 (土) 08時47分

田吾作さん
感想文を書くのがへたくそになりました。
読書のカテゴリにアップする本は、それなりに面白かったものだけにしているつもりです(少なくとも最近は)
あとは好みの問題でしょうか。

投稿: ははだよ | 2007年11月10日 (土) 08時49分

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