閉鎖病棟
箒木逢生
新潮文庫
タイトルだけ見たら絶対手を出さなかった種類の本なのに
なぜか買ってしまって、やっぱりしばらく放置した本。
でも読み始めたら一気に読めた。
タイトルから推察できるように、精神科の病院のお話だが
入院患者一人ひとりにあてる視点は優しい。
この物語に登場する人たちにはそれぞれに
重い過去があり、病気ゆえに身内から見捨てられたり
疎まれたりしているけれど、患者同士が
お互いのテリトリーをおかすことなく、暗黙のルールのうちに
毎日を生きている様が描かれている。
決して積極的に読みたいテーマではないかもしれないけれど
精神科医でありながら、作家も兼ねる作者の別の本も
読みたいと思える本だった。
私の採点 : ☆☆☆☆
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